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Glocal Life

自分らしさを大切に、世界とゆるく繋がるブログ

自分が傷つけられたら、人を傷つけてもいいのか?劣等感と憎悪の関係

本・漫画・音楽-おすすめ漫画 本・漫画・音楽

どうも、Glocal Lifeです。

今回の記事では「自分が傷つけられたら、人を傷つけてもいいのか?」を

考えてみたいと思います。

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人間の弱さと強さの本質

前回の記事では「強い人間」や「弱い人間」の違いとは、

「自分の中の悪と闘おうとする人間」と

「それを放棄してしまった人間」ではないかと語りました。

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今回の記事では、

「自分が傷つけられたら、人を傷つけてもいいのか?」という問いを

考えてみたいと思います。

人を傷つける2種類の人間

なぜなら、今の社会を眺めてみると、

平気で人を傷つけている人間は、

①「他人の感情を全く思いやれない無神経な人」か、


②「人を傷つけている自覚はありながら、

自分が過去傷つけられた経験があるから、

その復讐をする権利があると思っている人間」が

多いように思うからです。


今回の記事も、前回から引き続き、

漫画「絶対可憐チルドレン」の場面を通して、


「自分が傷つけられたら、人を傷つけてもいいのか?」の問題を

考えてみたいと思います。


話題になっている巻は、こちらです。

絶対可憐チルドレン(31) (少年サンデーコミックス)

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被害者でもある悪役

この漫画の悪役は、ギリアムという男です。

詳しい説明は、こちらの記事に譲りますが、

ギリアム自身も、毒親に育てられた被害者でもあります。

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社会的弱者の憎悪

彼が悪役として興味深いのは、

自分は社会的な弱者であるという意識を

最初から最後までもち続けていることです。

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「生まれつきの能力を持っているお前らは、

憎悪され、引きずり降ろされて当然なんだ。


そうするのが、力弱き者の本能ー

「黒い幽霊」は、その代理人なんだよ…!!」

トランプの支持者

この部分とか、すごくトランプの支持者を思い出しますね。


私は以前、今回のアメリカの大統領選を

「勝ち組」の白人 vs.「負け組」の白人の

「仁義なき戦い」だと書いたことがありますが、

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今のアメリカでは、こんな本が人気だそうです。

wedge.ismedia.jp

今年の大統領選は社会的格差が焦点だったが、

その不満を人種差別に転用するのは、

絶対に間違っていると思う。


トランプ支持者たちの貧しい生活には心を痛めるが、

だからといって有色人種に不満をぶつけていい訳ではない。

劣等感と世界への憎しみ

主人公たちと初めて接触する時に、

ギリアムはその劣等感と世界への憎しみをぶつけます。

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(ギリアムの台詞)

「憎い!!貴様たちが、憎い…!!

能力に恵まれ、大切にされ、

慢心し、鼻にかけ…」


(主人公の台詞)

「な…なに、こいつは…!?

ものすごい敵意が伝わってくる…!

でも、中身は空っぽだ…!

自分より哀れでないものが許せないだけ…!!

こんなみじめな生き物がいるなんて…!」

この「ものすごい敵意」であるけれども、

「中身は空っぽ」っていう感覚は、分かるような気がします。


ワンピースの魚人島の過去みたいな感じですね。

ONE PIECE モノクロ版 63 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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「自分より哀れでないものが許せないだけ」という人間は、

私は、みじめとは思わないけど、痛々しいとは思いますね。


自分があまりにも傷ついていて、苦しいので、

周りの人間も、そのレベルにまで引き下ろさないと

自分の苦しみが癒されないように感じるのでしょう。

翼がないのは貴方のせいじゃない

それに対して、止めに入る人間がいます。

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翼がないのは、貴様のせいじゃない。


だが、その悲しみを

他人の翼を折ることで慰めるというならー

貴様には…未来など必要ない。

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僕の翼もあの日、折られた。

だがな、だから僕は…この子たちには、

高い空を自由に飛んで欲しいと思ってる。


僕からそれを奪った者たちへの憎しみと同じだけー

この子たちを愛している。


そこが僕の答えだよ。

黒い幽霊の坊ちゃん*1

負の連鎖から抜け出すために

個人的には、この場面は、すごく好きですね。


以前「子供を伸ばして守るとは、

幸せな思い出を贈ってあげること」と書きましたが、

正直、そんなのは理想論でもあります。

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傷つかずに、大人になった人はいません。

あまりにも深く傷つきすぎて、

翼が折れてしまった人もいます。


「翼がないのは、貴様のせいじゃない」っていうのは、

本当にその通りだと思います。


その人がそうなってしまったのには、

様々な環境的要因もあったんだと思います。


ただその悲しみを

他人の翼を折ることで慰めるのは、

心情的には理解できますが、

間違っていると思います。


そんなことを続けていても、

負の連鎖は止まらないからです。

傷つけられたからこそ優しくなれる

自分が傷ついたからこそ、

未来の子供たちには、

高い空を自由に飛んで欲しいと願えたら、

それはすごく素敵なことだと思います。


「僕からそれを奪った者たちへの憎しみと同じだけー

この子たちを愛している」って言葉が、すごく好きです。


こちらの記事で詳しく書きましたが、

自分が傷つけられたからこそ、

その分、他人に優しくできる人間になりたいと思います。

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まとめ

という訳で、今回の記事では、

「自分が傷つけられたら、人を傷つけてもいいのか?」を考えてみました。


多様な意見の一つとして、

少しでも皆様のご参考になれば嬉しいです。

これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。

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*1:ギリアムのこと。この漫画の悪役